Category Archives: 院長のブログ

院長のワンポイントアドバイス ~学校検診で視力低下を指摘されたら

Q: 「学校検診で視力低下が指摘された場合、何をすべきですか?」

A: 学校検診で視力低下が指摘された場合、まずは専門医(眼科医)の診察を受けることが重要です。医師は詳細な検査を行い、視力の状態を確認し、適切な治療法や対処方法を提案します。

Q: 「専門医の診察で何が行われますか?」

A: 専門医の診察では、視力検査や眼底検査などの検査が行われます。また、眼の健康状態や視力低下の原因を特定するため、病歴や家族歴なども詳しく聞かれることがあります。

Q: 「視力低下の原因は何が考えられますか?」

A: 視力低下の原因はさまざまです。屈折異常(近視、遠視、乱視)、強度な近視、角膜の問題、眼内の病気、網膜の問題、またはその他の眼科疾患などが考えられます。

Q: 「視力低下の治療法は何がありますか?」

A: 視力低下の治療法は、原因や症状によって異なります。メガネやコンタクトレンズを使用することで視力を補正する方法があります。また、一時的な視力低下の場合は、姿勢を良くしてものを見ることや、目と本との距離を30cm以上あけることで、目の疲れがなくなり、視力が改善することもあります。

Q: 「学校検診で視力低下が指摘された場合、保護者や学校とどのように協力すればよいですか?」

A: 子供の視力低下は早期に発見し、適切な治療を行うことが重要です。保護者は専門医の診察に積極的に同行し、医師からの指示に従って治療を受けるように子供をサポートします。また、学校とも連携して、必要な支援や調整を行うことが大切です。

院長のワンポイントアドバイス ~アレルギー性結膜炎について

Q: 「アレルギー性結膜炎とは何ですか?」

A: アレルギー性結膜炎は、アレルギー反応が引き起こす結膜の炎症です。結膜は、目の表面を覆う薄い膜で、アレルゲン(花粉、ハウスダスト、ペットの毛など)に曝露されることで免疫系が反応し、炎症を引き起こします。

Q: 「アレルギー性結膜炎の主な症状は何ですか?」

A: 主な症状には、目のかゆみ、赤み、充血、涙目、くしゃみ、目や鼻の痛みなどがあります。時には視力の低下や眼瞼の浮腫(まぶたの腫れ)も見られます。

Q: 「アレルギー性結膜炎の治療法は何ですか?」

A: 治療法には、アレルゲンを避けること、抗ヒスタミン薬や目薬などの薬物療法、アレルギー免疫療法(アレルゲン免疫療法)などがあります。中等症以上の場合には、ステロイドの点眼加療が行われることもあります。

Q: 「アレルギー性結膜炎の予防方法はありますか?」

A: アレルゲンを避けることが最も効果的な予防法です。定期的に家や職場を掃除し、アレルゲンを最小限に抑えることが重要です。また、花粉症など他のアレルギー反応がある場合は、その管理も重要です。

Q: 「アレルギー性結膜炎の合併症はありますか?」

A: 重度のアレルギー性結膜炎は、角膜炎や角膜潰瘍などの合併症を引き起こす可能性があります。その他の合併症には、眼粘膜の損傷、再発性結膜炎、視力の低下などがあります。

募金のお礼

クリニック受付に設置していた募金箱の 寄付金6993円兵庫県アイバンクへ送金させて頂きました。

皆様の温かいご協力ありがとうございました。

新型コロナウイルスについて

連日報道のように新型コロナウイルスが日本列島で猛威を奮っています。

尼崎市医師会のホームページに神奈川県医師会長の新型コロナウイルスに関するコメントが掲載されています。我々医療者側の立場をよく反映したコメントとなっていますので、是非読んで頂くことをおすすめします。下記にリンクを貼っておきます。

この状況がいつまで続くのか誰にも予測できませんが、間違った情報に左右されないよう各個人がそれぞれ注意していく必要があると思われます。
これからも体調に注意して、ご自愛ください。この国難を乗り切りましょう!

http://www.amagasaki.hyogo.med.or.jp/forciv/1889/

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。当クリニックでは、昨年より土曜午前診のみ順番予約を導入しておりましたが、本年2月からは土曜に加えて、平日の午後診も順番予約を導入予定としています。なお、午後診は診察当日の午後4時10分頃から午後6時30分までの予約となっていますので、よろしくお願いします。

では、まだまだ寒い時期ですが、お体に気をつけてご自愛下さい。

明けましておめでとうございます

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。日によって寒くなったり、暖かくなったりと、気温の変化に体がついていかない方も多いと思います。

この時期、体力の低下から風邪を引いてしまう場合も多いと思いますが、昨年12月頃からアデノウイルスによる風邪が増加してきています。

この病気は、発熱 咽頭痛 結膜炎(充血 めやにが出る)をメイン症状とする病気で、風邪症状に加えて結膜炎症状も出るのが特徴です。また、他の人への感染力も強いため、一般的な風邪対策に加えて、眼を触らないようにすること、そして触った場合は他の方に触れる前に手洗いをしっかり行うことが重要です。

また、早めの点眼治療開始も重要なポイントです。

6月は学校検診の季節です

6月は学校検診の季節です。

お子様が学校検診ではじめて視力低下を指摘されることも多いと思います。

実は学校の黒板の文字を目を細めながら見ていたり、小さな文字はあまり見えていないこともあります。

当クリニックでは、点眼での治療や眼鏡装用のタイミングなども、指導させて頂いていますので、お気軽にご相談ください。

ドライアイの季節になってきました

ドライアイとは、眼を保護する涙液が不足し、眼の表面が乾いてしまう病気です。

特に気候が寒くなる冬場に起こりやすく、空気の乾燥に加えて、暖房をかけることによるお部屋の湿度低下によってドライアイ症状が悪化しやすくなります。

涙が少なくなると、乾燥感だけではなく、

①酸素や栄養分が角膜に十分に行き渡らない

②目に入った異物をうまく洗い出せない

③殺菌作用が低下する

などの病態を引き起こします。

ドライアイの人がコンタクトレンズを長時間装用する時には、特に注意が必要です。

秋の花粉症について

春はスギ花粉が有名ですが、秋にも花粉症に似た症状を引き起こすことがあります。

秋の花粉症は原因花粉がひとつでないことも影響してか、社会的な認知がスギ花粉症ほど広まっていません。秋の花粉症の原因は主に、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、そしてイネ科の花粉です。地域によって差はありますが、9月から10月にかけて花粉飛散がピークを迎えます。

また、秋の原因花粉の大きさがスギ花粉と比べて小さいことから、花粉が鼻の粘膜でブロックされずに口や喉まで入り込んで炎症を起こし、咳やのどのイガイガを発症することがあります。それが風邪の症状と似ているため、自分が風邪をひいていると間違えてしまうこともあります。